3000mを10分で走るランナーの練習メニュー提案をいたします。
1kmあたり3分20秒(3'20"/km)のペースを維持できるランナーです。
目次
基本的な情報
- 3000mのタイム: 10分
- 1kmペース: 3分20秒(3'20"/km)
トレーニングの種類とペース
- 閾値走(テンポラン)
- 目的: 乳酸閾値を高め、持久力を向上させる
- ペース: 3'40"~3'50"/km(1km3分20秒ペースの約80~90%)
- 距離・時間: 15~20分の連続走、または1km×4~5本のインターバル
- 休憩: インターバルの場合、セット間は1~2分のジョギング(リカバリー)
- スピード練習(インターバル走)
- 目的: スピードと持続的な速さを向上させる
- ペース: 3'00"~3'10"/km(最大努力の約90~95%)
- セッション内容:
- 1000m × 5~6本: 各本のペースは3'00"~3'10"/kmを目安。
- 400m × 8~10本: ペースは70~72秒で、回復は90秒のジョギングまたは歩き。
- 200m × 12本: ペースは全力で約34~36秒、回復は1分。
- 長距離走(ロングラン)
- 目的: 持久力とスタミナの強化
- ペース: 4'30"~5'00"/km(会話が可能なペース)
- 距離: 60~90分のランニング
- 坂道ダッシュ(ヒルトレーニング)
- 目的: 筋力とスピード、ランニングフォームの強化
- ペース: 全力の85~90%
- セッション内容:
- 100~150mの坂道を8~10本ダッシュ
- 各本の間はゆっくりとジョギングで下る(リカバリー時間は各自の疲労具合によって調整)
週のトレーニングプラン例
月曜日: 回復ジョギング
- 内容: 40分~50分の軽いジョギング
- ペース: 4'45"~5'15"/km
火曜日: 閾値走
- 内容: 1km×4~5本または15~20分の連続ラン
- ペース: 3'40"~3'50"/km
- 休憩: 1~2分のジョギング
水曜日: 軽いジョギングまたは休養
- 内容: 50分~60分の軽いジョギング
- ペース: 4'45"~5'15"/km
木曜日: インターバル走
- 内容: 1000m×5~6本
- ペース: 3'00"~3'10"/km
- 休憩: 1分30秒~2分のジョギング
金曜日: 休養または軽いリカバリーラン
- 内容: 30分~40分の軽いジョギング
- ペース: 5'00"~5'30"/km
土曜日: ロングラン
- 内容: 60~90分の持久力ラン
- ペース: 4'30"~5'00"/km
日曜日: 坂道ダッシュまたはスピード練習
- 坂道ダッシュ: 100~150m×8~10本の坂道ダッシュ
- もしくはスピード練習(200m×12本、34~36秒/本)
スピード練習の注意点
- スピード練習の日は、フォームに集中し、できる限りリラックスして走ることが大切です。怪我を防ぐため、ウォームアップとクールダウンも十分に行ってください。
このメニューをベースに、週ごとの体調や疲労具合に応じて調整することで、スピードと持久力をバランス良く鍛えることができます。