小学生・中高生でスポーツをしていて膝の下の方が痛くなったことはありませんか?

膝の脛骨(けいこつ)多分、それはオスグッド症です。私も中学3年生の秋から痛みに悩まされて高校1年生の秋まで約1年間痛みとともにスポーツをしてきました。

1年が短く感じるか長く感じるかは人次第ですが、私はすごく長く感じた1年でした。

その時期に小学生・中学生・高校生とスポーツがしたくてしたくてたまらない。

この年代になぜなるのでしょうか。

これから詳しく話をしていきます。

1.なぜオスグッドになるのだろう?

成長期はまさしく成長をする時期です。骨も筋肉もすくすくと成長してきます。
オスグッドとは太ももにある骨(大腿骨)の成長による太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)の引っ張る力によって膝の下の骨が引っ張られて(脛骨)痛みが出るとされています。
簡単にいうと太ももの前側の筋肉が膝の下までつながっていて、成長するときにその筋肉が膝の下まで引っ張ることによって膝の下に痛みが発生するというわけです。

2.どんな症状?

特に痛みが出やすいのは10歳から15歳までの激しいスポーツを行っている男子が多く、繰り返しジャンプや屈伸の運動をしているときに強い痛みを感じる症状です。
ひどくなると膝の下の骨(脛骨粗面)が出っ張って、歩くときやいすに座る動作でも痛みが出てきて、最悪の場合、手術を行わなければならないこともあります。
特に発症しやすいスポーツは野球やバスケットボール、サッカーなどの球技や陸上競技などです。
少し休むだけでは痛みがなくなっても、すぐに再発することが多いです。

3.治療法は?

完治するための治療法で一番いいとされているのは、やはり完全休養です。
私も成長期がある程度過ぎると痛みがなくなると信じてだましだまし練習をしてきましたが、完全に2週間程度とることで競技に復帰できました。
その完全休養の期間を作るまで痛みを出さないためにオスグッド用のサポーターを購入して、陸上競技をしてきましたが、痛みの緩和だけで治すには、ごまかしでしかありませんでした。
なので私はオスグッドになった場合は完全休養をお勧めします。
完全休養をしている時期にスポーツドクターがいる病院に通って、オスグッド完治のためのストレッチや治療法を教わりました。
それは大腿四頭筋のストレッチです。
これを継続することによって痛みは確実に減りますし、完治までのスピードを早めることができました。膝の下に痛みが出るのは上述したとおりメカニズムを知れば、大腿四頭筋の柔軟性を高めることで良くなるのは確実ですよね。
ストレッチの仕方
  1. 座位の状態になる。
  2. 痛くない足を伸ばし、痛い方の足を曲げる。
  3. 痛い方の足のつま先を体の外側に向け、気持ちいいと思うところまで状態を後ろに下げていく。
※このとき痛いぐらいしてしまうとほかの部分も痛めてしまうので気持ちいい程度がいいでしょう。
これを伸ばすときは息を吐きながら、30秒を5回程行うことがお勧めです。
スポーツをする上でまだまだ現役を続けていくためにはただ鍛えるだけでなく、体のメンテナンスも重要です。
痛くなる前にケガに対する知識を身につけていくことが競技力の向上につながります。
練習をするときには、膝下にサポーターをつけるとオスグッドの痛みを軽減することができます。
よく私も下のサポーターを付けてトレーニングをしていました。

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