「四股を踏む」というのは皆さんご存知でしょうが、実は「四股を踏む」というのはすごくランニングに効果があるんです!
嘘でしょ!と思われるかもしれませんが、全国優勝したことのある力士の方に以前、このようなことを聞いたことがあります。
そのときは半信半疑だった私は、調べていく中でランニングに役立つということが分かったので、皆さんに紹介します。
まず四股を踏むということが始まったのはいつだったのでしょうか。
目次
お相撲さんが四股を踏む理由
四股とは元々は「醜」と書くようで当て字です。
だから力士の名前の「四股名」というのも元々は「醜名」というものだったということです。
ちなみに「醜」は「みにくい」という意味ではなく「強い」ということを意味するので、安心してください。
歴史といえばコトバンクさんに書いてありましたので引用をさせていただきます。
力士が土俵の上で片足を高くあげ,強く地を踏む所作。相撲稽古(けいこ)の重要な一方法だが,他方で地を踏み鎮めるという宗教的意味をもつ。日本各地の祭礼で行う民俗相撲では,力士の四股によって大地の邪悪な霊を踏み鎮め,あるいは踏むことで春先の大地を目ざめさせて豊作を約束させると伝えるものが多い。平安宮中の7月の年中行事である相撲節で,相撲人を天覧の庭に先導した陰陽師が行った反閇(へんばい)に由来するという。
これでお相撲さんがなぜ四股を踏むようになったのかは理解できたと思います。
それでは本題に移ります。なぜ「四股を踏む」ということがマラソンに役立つのか考えると確かにあんなに足を高く上げて、地面を踏んでの動作を繰り返すと下半身が鍛えられるような気がしますよね。
具体的にどのような効果があるかというと以下の筋肉を一気に鍛えることができます。
ランニングにつながる効果
- 腹筋ーブレない効率の良い走りをするために必要
- 大腿四頭筋(太ももの前側)ー足を前に出す動作や膝を伸ばす筋肉
- 大殿筋(お尻)ー安定した走りに必要
- ハムストリングス(太ももの裏側)ー後ろに脚が流れないようにするために必要
- 腸腰筋ー身体の芯の部分。安定した走りを長時間するために必要。
- 体幹(腹筋・背筋)ーケガが起こりにくくなる。身体がブレなくなるために必要。
その他にも
- 股関節周りのストレッチ効果
- 体幹を鍛えることによる腰痛の改善
- お尻が小さくなる。
などにも効果があります。
たしかにお相撲さんのおしりは体型の割には引き締まっていますよね。
効果は見て分かります。
今回はシンプルに効果をまとめましたが、必ずマラソンをする上で必要になる筋肉をまとめて鍛えられるので、やるべきですね。
四股踏みトレーニングの方法
- スタートの状態は地面から垂直になるようにキープをしたまま膝を曲げて、太ももと床が平行になるぐらいまで曲げて膝が90度になるぐらいまで開きましょう。このとき、つま先は外側を向けるようにしてください。
- つま先が外側を向けば、膝も自然と外を向きます。その状態で、膝に手をおいて肩入れのストレッチをすると股関節+肩甲骨周りのストレッチをすることが出来ます。
- 次に片側に重心を寄せて体重をかけていき、片足立ちになるようにして重心をかけてない足を浮かせるようにします。
- 浮かせた足は真横まで上げるようにします。このときは無理せず、姿勢をキープできる高さまで上げるようにしましょう。
- 上げられる高さまで足を上げたら、その場で3〜5秒間キープしておろします。
- 足をおろしたら腰を深く落とすようにしましょう。
- これを左右交互に5回ずつ行うようにしましょう。
骨盤を立てる意識は腹筋に力をいれることです。
一度、やってみてください。
結構、きついと実感します。
最初はあまり足を高く上げなくても効果があります。
継続していくと上がるようになります。
身体を安定させることを第一に意識して、行なうようにしましょう。
まとめ
四股がマラソンに効果的ということは理解できたでしょうか。
腰を深くおろして、肩入れをするような光景はどこかで見たことはありませんか?
そうです。
マリナーズで活躍する「イチロー選手」です。
結果を出すために四股で体幹を整えて打席に向かうイチロー選手のように私達も四股を踏んで、トレーニングやレースにのぞむのもありかと思います!
ぜひ今日から実践してください。