陸上競技やマラソンをするとき,個人競技と思われがちですが,中高生は部活動やクラブチームで速くなるために競技を仲間と取り組んでいる人が多いと思われます。
ひとりでストイックに目標に向けて競技に取り組むことができれば,その選手は確実に強くなることができますが,実際,チームの流れで動いていて,流される人が多いのではないでしょうか。
そのチームが強いチームで雰囲気もよく競技に取り組んでいれば,自然とチーム全体の競技力も向上してきますが,もし今いるチームが弱いチームに所属しているとき,どうでしょう?
おそらくチームの雰囲気に流されることによって,競技力の向上,すなわち速く走れるようになる可能性は低くなると考えられます。なので,まず,そのチームの指導者やリーダーはチームの意識改革に取り組む必要があります。
強いチームと弱いチームの意識的な根本的な違いはなにかを3つ挙げていきます。
目次
強いチームと弱いチームの意識の根本的な違い
- チームワークの問題
- モチベーションが低い
- 組織として活動できていない
弱いチームの特徴として上記の3つが挙げられます。
まずチームワークが良くないということが挙げられます。なぜこのチームワークが必要なのかというとチームの目標だったり,意識だったりが共有されず,チーム内することがバラバラになってしまい,チームでばらつきが出てしまいます。
例えれば,高校駅伝で都大路をめざす選手がいて,その高い目標に向かって頑張ろうとしているときに,特に周りは目標なく体を動かせていればいいや!ぐらいだといくら頑張ろうとしている選手でも無理があります。チームワークを良くし,できるかぎり多くの選手が同じ目標に向かって取り組むことがチーム全体のレベルアップにも繋がります。
なので,そのリーダーや指導者はチームワークを高めるために以下の3つの方法に取り組みましょう。
目標の共有
まずはチームの目標や流れを共有しましょう。目標を共有する上で重要といえるのが,チームの選手全員が体感できるストーリーを共有することが大切です。選手全員に分かりやすく,目標を想像しやすいようなプレゼンテーションを作成し、伝えてみましょう。
目標を達成できる。楽しみになる。などといった明るいビジョンをもてるものを作っていくと良いでしょう。
最初にチームミーティングを開いて,チームに目標や意識を共有だけでなく、その後もメンバー全員がメンバーが継続的に目標や意識を共有できているか。正確に伝わっているのか、継続的にチームミーティングを開いて確認していくことが大切です。
部活動などではトレーニング日誌を書かせて毎日提出させ,日頃の状態や考え方などを把握していくとよいでしょう。
明確な目標の設定
目標が共有されているだけでは、チーム内の選手はどのように行動すればいいのか分かりません。
なので,選手一人ひとりの行動を明確にするために、
- 目標を設定する
- 役割を明確にする
チームで設定した目標に対して,チームの中だけではなく,個人としての目標を立てるようにすることが大切になります。
その中で,目標を達成するための行動計画の作成と成功と失敗のモデルケースを作成するにしましょう。
チーム内にとって一人ひとりが役割を明確化することも必要です。目標を明確化することで,一人ひとりが責任を理解して行動をすることができます。
情報を見える化すること
チームの動きを共有することも重要です。
走った距離や成績だけでなく、状態も共有するようにしましょう。
弱いチームの場合、現状の動きが分からなかったり、何かの決定の背景が不明瞭のままだったりすると、メンバーの不満につながります。
その結果、チームワークの低下することにもつながります。
上記に挙げたことを一つ一つクリアしていくことでチームが弱いチームから強いチームに変化していきます。