中学生の頃の長距離の花形といえば、男子・女子ともに3000mといえます。
Yahoo知恵袋の中でも

目次
ポストゴールデンエイジとは?
プレゴールデンエイジの中学生に私が勧めるトレーニング
Jog(ジョギング)
11分30秒・・4分30秒〜4分50秒
11分00秒・・4分20秒〜4分40秒
10分30秒・・4分10秒〜4分30秒
10分00秒・・4分00秒〜4分30秒
9分30秒・・3分50秒〜4分20秒
9分00秒・・3分40秒〜4分00秒
スピード練習
インターバル走は、距離ごとでトレーニングの意味も変わってきます。
しっかりと理解した上でトレーニングに臨むようにしましょう。
距離ごとにインターバルの設定を考えていきます。
200m
200mのトレーニングの目標としてしっかりと乳酸が溜まってくるように走ることが大事です。乳酸が溜まっている状態で動かすことによって、乳酸に身体が耐えられるようになってきます。なので、きつくても手を抜かずにしっかりと走り抜くことが大事です。
ペース:スピードに自信がある場合、32〜36秒を目標
スピードに自信がない場合、36〜40秒を目標
リカバリー・つなぎ:100mで30秒程度を目安にしましょう。
300m
200mと同様のトレーニング目標として理解をしてください。きつくなってから頑張れれば成長に繋がります。
ペース:スピードに自信がある場合、54〜60秒を目標
スピードに自信がない場合、63〜68秒を目標
リカバリー・つなぎ:200mで60秒程度を目安にしましょう。
400m
400mからは強度を上げることで200mや300mのトレーニングと同様の効果を得ることが出来ます。強度を上げる場合は、本数を少なくするなど考えるようにしてください。400mからはペースを意識してトレーニングするようにしてレースペースよりー2秒ほどのタイムを設定目標にして、行いましょう。
ペース:スピードに自信がある場合、72〜76秒を目標
スピードに自信がない場合、76〜84秒を目標
リカバリー・つなぎ:200mで60秒程度を目安にしましょう。
1000m
レースペースを意識して走ることも出来ますし、本数を少なくしてレペティショントレーニングとして全力で走り切るトレーニングをするようにすれば良いでしょう。
ペース:レースペースを設定タイムにする。
上記の説明したように組み合わせてトレーニングメニューを考えていきます。
トレーニングメニュー
今回はレースまでにトレーニングの期間を下の3分割にしてトレーニングメニューを考えます。
- スピード向上期間
- スピード持久力強化期間
- 調整
スピード向上期間
この時期は距離的には短い距離をスピードを出すことによって、速いスピードを身体に染み付かせる。最大酸素摂取量を上げることを目的とします。この期間を1〜2ヶ月間取り組むようにします。
- 200m×5本
- 400m×7本
- (400m+300m+200m)×3セット
などのメニューを設定タイムを目標タイムより速いペースで身体にタイムを染み付かせるようにしましょう。
速いスピードを身体に染み付かせるためには、速いスピードを出しても、乳酸がたまらないことが必須です。それには坂道ダッシュがケガのリスクも少なくおすすめです。大人向けのマラソンを目標にした記事ですが読んでも必ずタメになりますので、ご覧ください。
一週間は以下のとおりです。
火:200m×10本
水:30〜40分Jog
木:400m×7本
金:30〜40分Jog
土:(400m+300m+200m)×3セット
日:完全休養(リフレッシュ)
このようなながれで、スピードを強化する期間なのでスピード練習は多く行えるようにしましょう。そのためにはJogの日にしっかりと前日の疲労を抜くということを忘れないようにしましょう。
トレーニングは継続して行うことが大事なので、ケアをしっかりとするようにしましょう。
スピード持久力強化期間
スピード向上期間を終えて、身体には速いスピードが染み付いてきたと思います。
これからの期間は、スピードに長い距離を耐えられるようになるための期間として以下のメニューをこなせるようにしていきます。
- 1000m×3本(レペ)
- 2000m(レースペース)+1000m(レースペース)+300m(全力)+200m(全力)
- 3000m(目標LAP+10〜20秒)+400m(全力)
- 6000m(目標LAP+30秒)+300m(全力)+200m(全力)
このようなメニューを一週間の中で2回入れるようにします。
その分、Jogで上記で紹介したペース程度でおこなうようにします。
一週間のメニューで考えると
火:40分Jog
水:6000mペース走+300m+200m
木:30〜40分Jog
金:40分Jog
土:3000m+300m+200m
このようにスピード練習を2日間空けておこなうようにします。
スピード向上期間とスピード持久力強化期間はともにながしをしっかりとするようにしましょう。ながしを3〜5本程度するようにしましょう。全力で走るのではなくて、スピード練習やJogで乱れたフォームを整えるという意味で、気持ちよく良いフォームで3〜5本を8割り程度の力で走るようにしましょう。
調整期間(1週間前から)
調整の期間については、これまでの練習をしてきた出来を考慮しながら、どうすれば、調子がレースに対してベストな状態に仕上がるかを考えて、取り組むようにしましょう。
レース前にスピード練習をする場合は、よく1000mを1本などをすることもありますが、そこは400mを2〜3本するなど調子に応じて調整をしてみると良いでしょう。
まとめ
今回は中学生のトレーニング法についてお話をしました。この他にも陸上競技のトレーニングは様々なものがあります。走れば走るほど陸上競技は楽しいものです。もし練習メニューを組み立ててほしい。や聞きたいことがありましたら、お問い合わせから連絡をいただければ、練習メニューを一緒に考えたいと思います。気軽にご連絡ください。
箱根駅伝を優勝した東海大学の両角監督が書いたこの本から中長距離や駅伝について勉強しました。
ぜひ読んでみてください。
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